ルイサダのドビュッシー
先日、ジャン=マルク・ルイサダのリサイタルを聴いてきました。
なんと熊本に来てくれたので即買

ショパンマズルカの出だしの一音から、これまで聴いたことのない音色。
これがピアノの音??
宇宙空間をふわふわと浮いているような、なんとも心地のよい、
不思議な感覚でした。
後半、楽しみにしていた、ドビュッシー前奏曲一巻より抜粋。
これまた、衝撃。
ドビュッシーってなんておもしろいの!!
これまでのドビュッシーに、音色や色彩、微妙な音の調和の良さは
感じてきましたが、ルイサダのドビュッシーは、そのあたりはもちろん、
立体的、まさに絵画的な音楽を明確に感じることができました。
ドビュッシーの音色は言うまでもありませんが、一曲の中に、いろいろな
種類の音色、それも一つのピアノ、一人の体から出しているとは思えない、
多彩な音色が次々と溢れ出し、美しく混ざり合い、
素晴らしく構成されていました。
今回、ドビュッシーの本質に初めて触れることができた気がし、
ドビュッシーの虜になりそう。 さすが、ルイサダ!
私個人意見としては、ショパンコンクール優勝ならなかったのは、
きっと個性的すぎてしまったからでは??
ちなみにルイサダのCDは持っていますが、今回の音色の衝撃は、
生だからこそのものでした。
| 2013,11,21, Thursday12:20 PM/大島彩子 | その他 |
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